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ホスピスタ鍼灸・マッサージ院

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院長コラム(健康お役立ち情報)

ふくらはぎに起こる「こむら返り」の対処法。

 私も以前は、夜間のこむら返りに悩まされる時期がありました。これまで治療させて頂いたのは老人ホーム入居者、銀行員、デパート店員、バトミントン選手の患者さんです。

 また施設で生活されている高齢者の中に、目覚めの時にベットの上で伸びをした時、足がつってしまう事を悩みとされる方も多い。

 足が頻繁につってしまう方は、水分・塩分の不足ビタミンやミネラルの不足が原因の場合、足の神経が原因となる場合、筋肉の血流が悪くなっている事が原因である場合など様々です。

 こむら返りの患者さんの背後には重大な病気が隠れている事もあります。(腰部脊柱管狭窄症、糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など。)

 そこで、このページでは、足のこむら返りが収まる方法、自宅・施設でできる対処法をご紹介します。

こむら返り(足のつり)を解決する10つの方法

  • ウォーキングをする
  • お酒を控える。
  • 海藻、スルメを食べる。
  • 乾物(ひもの)によりミネラル不足を補う。
  • 足湯をする。
  • レッグウォーマーで足を温める。
  • 就寝前に一つまみの海塩(かいえん)を入れた白湯(さゆ)を飲む。
  • 寝る前のストレッチ&座布団に足をのせる。
  • 芍薬甘草湯(シャクヤク  カンゾウ  トウ)を飲む。
  • こむら返りに効くツボ・大敦(だいとん)をマッサージする。
  • それでもこむら返りにお困りなら・・・。

ウォーキングをする。

ウォーキングは手軽な有酸素運動
こむら返りにも効果あり。

 ウォーキングは使わない筋肉量の減少を予防します。
 
 ウォーキングは下腿(足)の筋肉を伸縮させ、酸素を取り入れ、血液循環を良くしてゆきます。
 
 毎日、車や電車で移動していると、加齢に伴って筋肉量が減少し、こむら返りが起こりやすくなるのです。
 
 無理のない範囲で、少しづつウォーキングする時間を増やしてゆく事です。また転倒にもお気を付けください。

お酒を控える。

アルコールが
こむら返りの原因になることも!

 お酒を控える事です。アルコールはトイレに行く回数を増やしてしまいます。

 アルコールの利尿作用と肝臓はアルコールを分解する際、水分を多く必要とします。

 その過程で、多くの水分が体の外に出てしまう事で、体のミネラルバランスを崩してしまう事も「こむら返り」の原因なのです。

 だからカフェインを含むコーヒーやお茶よりも、温めたお水(白湯)を細目に摂取する事も大切です。

 お茶も利尿作用のあるカフェインを含まないルイボスティーやゴボウ茶、ハトムギ茶   等がオススメです。

スルメや海藻を多めに食べる。

スルメはこむら返り、認知症にも
凄く効きます!

 「え? こむら返りを防ぐためにスルメや海藻が関係するの!?」って思われませんでしたか?

 はい。こむら返りに海藻、特にスルメは効果バツグンです。

 海藻に含まれるマグネシウムは筋肉を柔らかくする効果があります。

 スルメは体内の環境を一定に保つタウリンを豊富に含んでいます。

 咀嚼力(かむ力)も鍛えられ、脳に刺激を送る事で血の巡りも良くなること(大脳皮質の血流増加)によって認知症の予防にもなります。

 次のトピックではミネラル不足を補う食材を挙げます。

乾物(ひもの)によりミネラル不足を補う。

ミネラルの不足は乾物(ひもの)で補うと良い。

 こむら返りの原因となる筋肉の収縮弛緩にかかわるミネラル(カルシウム、マグネシウム、カリウム)不足を補う食品を以下に挙げます。

カルシウムを多く含む食材・・・小松菜、チンゲン菜、煮干し、干しエビ、バジル粉など。

(※カルシウムの吸収を高め、血中濃度を一定に保つビタミンDは「あらげきくらげ、煮干し」や朝方にサプリメントの服用で行うと良い。)

 
マグネシウム・カリウムを多く含む食材・・・あおのり、昆布、ワカメ、ひじき、ゴマ、昆布、カボチャの種、バジル粉、純ココアパウダーなど
 
 ひじきの煮物ずいきのおひたしに有機すりごまを多めにふりかけ、毎食、食べると夜間のこむら返りの予防にもなります。
 
 ※上記の食材は糖質や塩分、果糖(フルクトース)を殆ど含まないので、多めに摂取して頂いても問題ありません。

足湯をする。

足湯は筋緊張を緩和し、睡眠を促進する!

 足を温めて冷えを解消する足湯は、足の筋肉をゆるめ、血流の改善を促し、また疲労を回復させます。

 
 「立ち仕事で足が疲れた時」や「足が冷えたり、むくんでいる時」、「シャワー浴の日の就寝前」等に行うと良いでしょう。
 
 15分位、ゆっくり足を温めると、足だけではなく全身の血流も良好となり、夜間のこむら返りの発生を防ぎます。

就寝時、レッグウォーマーで足を温める。

レッグウォーマーで足を温めると
こむら返りの予防になる。

 ふくらはぎが冷えると、こむら返りに繋がります。

 夏場もビールで体を冷やしたり、寝ている間に掛布団を外してしまう事で足が冷え、血流が悪くなり、こむら返りに繋がるワケです。

 だから入浴で体を温め、眠る前にレッグウォーマー履き、足を温める事が大切です。

 レッグウォーマーの爪先が空いているのは、足先から熱を逃がし体温を下げる事で、深い眠りを確保するためです。

就寝前に一つまみの海塩を入れた白湯(さゆ)を飲む。

寝る前に一つまみの海塩を入れた白湯(さゆ)で電解質の不足を解消する。

 また海塩(かいえん・海水から作られる塩)という塩がスーパーに売っています。

 この海塩をひとつまみ、つまんで、白湯に溶かして飲むことです。

 4つ目の対処法である「乾物(ひもの)を食べる」のトピックでも申し上げましたが・・・。

 白湯に溶かした海塩は、こむら返りの原因である電解質の不足を補います。

寝る前のストレッチ&二つ折りにした座布団に足をのせる。

寝る前のストレッチはこむら返りの予防
に効果あり!

 寝る前のストレッチにより足全体のリンパの流れや血液の循環を良くすれば、筋肉の疲労が軽減され、こむら返り対策になります。

 ですので、寝る前のふくらはぎの筋肉のストレッチは夜間のこむら返りの予防になります。

 また就寝前、「二つ折りにした座布団の上に足を乗せる」のも有効です。

 寝る前に、畳んだ毛布やバスタオルで足首全体を挙げておくと、重力で足に溜まった血液を心臓へ戻す事が出来ます。

 ※寝返りは筋緊張を緩和しますので・・・。自然に寝返りがうてるように、寝る前に足枕は外してください。

芍薬甘草湯(シャクヤク カンゾウ トウ)を飲む。

芍薬甘草湯はAmazonでも購入できます。

 こむら返りの症状に有効な生薬には芍薬甘草湯(シャクヤク  カンゾウ トウ)があります。Amazonで購入して私も飲んでおりました。

 芍薬甘草湯は中国・漢(かん)の時代の医聖・張仲景(ちょう ちゅうけい)によって著された医学書・傷寒論(しょうかんろん)にも記載されております。

 
 足の筋肉や腱の緊張を弛緩させる芍薬(シャクヤク)と甘草(カンゾウ)の2つの生薬を組み合わせた漢方薬です。
 
 この漢方薬はこむら返りによる、ふくらはぎの痙攣(けいれん)時の痛みを軽減するとされています。
 
 他、こむら返りに効くサプリメント・漢方薬は・・・。タウリン、ビタミンB1、クエン酸・柴苓湯(サイレイトウ)、四物湯(シモツトウ)、疎経活血湯(ソケイカッケツトウ)などです。

こむら返りに効くツボ・大敦(だいとん)をマッサージする。

大敦(だいとん)は肝臓の疲労を解消し、こむら返りの発生を予防する。

 東洋医学では・・・。「肝は筋を主る(かんはきんをつかさどる=肝臓は筋肉の働きを担っている)」と言う言葉があります。

 「肝臓は筋肉の運動機能に関係し、筋肉の収縮と弛緩は肝臓内の血液によってなされる・・・。

 だから肝臓の機能が正常であれば、手足の筋肉の痺れ・痙攣・・・。つまり、こむら返りも発生しづらい。」と考えるのです。 

 さらに、分かりやすく申し上げると「仕事による心と体へのストレスでイライラしたり、お酒の飲み過ぎで肝臓に疲労がたまると足の筋肉全体の血の流れが悪くなるから、こむら返りの原因にもなる。」ということです。

 親指で図中の経穴(けいけつ・<ツボのこと>)である(「大敦(だいとん)=「肝臓をつかさどる経絡<気の流れ>の初めのツボ」)の周囲を押してズシッと響くポイントを3秒間・3回、指圧した後、円状にマッサージするとこむら返りの発生防止に効果が見込めます。

大敦には肝臓の機能を高める他に、イライラ・目の疲れ、不眠、頻尿・血圧異常・二日酔い等にも効果があります。

それでも足のつり(こむら返り)にお困りなら。

こむら返り、当院の治療なら
数回の施術で改善が見込めます!

 それでもこむら返りにお困りなら、是非、当治療院へのご来院もしくは訪問治療を1度お試しください。

 

 こむら返りに一番有効なのはマッサージ治療に気功整体術を加えたものです。

 

 後に、はり・きゅうによる経絡(けいらく・気の流れ)の治療で、ふくらはぎのハリ感を取り、マッサージ治療でこむら返りの原因を丁寧に取り除いていきます。

 この、こむら返りの治療がセルライトの治療、歩行障害の治癒、歩き方・姿勢矯正、美脚のきっかけにもなるのです。

 「自己リハビリとかじゃなくて、先生の腕で治してくださいよ。」、「自分のストレッチ法が合ってるか分からないんですよね。」、「食生活を正すとかメンドくさいんですよ。」・・・。

 当院はそんな患者様にご来院いただき、また訪問させて頂いております。初めての患者様も、是非、お気軽にお問い合わせください。

(主な参考文献)

♦養生訓 貝原益軒 著 2000/8/1 (日本評論社)

♦こむら返り 最高の治し方大全 出沢明 著 2021/7/8 (文響堂)

♦Cleveland Clinic. Leg Cramps 

♦National Library of Medicined. Muscle Cramps

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